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ドワンゴ川上会長と夏野取締役が語る「ニコニコ超会議」 10万人を「ごった煮」の渦へ

2012/04/24

 「ニコニコ動画」の巨大イベント「ニコニコ超会議」が4日後に迫ってきた。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトのもと、ニコニコ動画のあらゆるジャンルを網羅する。会場は幕張メッセの1〜8ホールとイベントホールを貸し切り、10万人の人出を見込む。ドワンゴとしてはもちろんのこと、ネット企業1社が主催するイベントとしても前代未聞の規模ではないだろうか。

 展示ホールには「踊ってみた」「囲碁将棋」「ニコニコ静画&漫画」など各カテゴリーのブースがズラっと並ぶ。堀江貴文さんの等身大パネル(檻のオブジェ付き)を展示するブースや、“ガチムチパンツレスリング”でおなじみの兄貴ことビリー・ヘリントンさんがユーザーとともに練り歩く催しもある。2メートルの鳥居が建ち、ユーザー同士の結婚式が開かれることも発表された。

 カンファレンスエリアでは、田原総一朗さん、茂木健一郎さん、津田大介さん、村上隆さんといった専門家・知識人がそれぞれ討論会を開く。一方、夜の「ニコニコ超パーティー」と題したイベントでは、広瀬香美さん、高橋洋子さんといったプロの歌手や、ニコニコ動画の「歌ってみた」で人気の歌い手たちが同じステージに代わる代わる登場し、盛り上げる。

 このように企画がバラエティーに富んでおり、散りばめられたネタを拾い上げると枚挙にいとまがない。まさにカオス。誰でも1つくらいは“自分が輝ける場所”を見つけられそうだ。一体なぜこのようなイベントを企画したのか、5周年を迎えたニコニコ動画が向かう先とは——そんな疑問を読み解きたい。ドワンゴ川上量生会長と夏野剛取締役の2人が答えてくれた。

●すべてのクラスタに光を

 ニコニコ超会議を企画したのは、ニコニコ大会議をやめると決めたときだったという。

 ニコニコ大会議はもともと、ユーザーを招いて、ニコニコ動画の運営状況や新バージョンを発表するための場としてスタートした。無料イベントだったが、途中からニコニコ動画で人気の歌い手や踊り手によるパフォーマンスなどエンタメ要素が増えていき、会場やネットでの視聴は有料に。規模は回を重ねるごとに大きくなり、2Days公演や全国ツアーが行われた。昨年5月にファイナル公演が台湾で開かれ、一応の区切りを迎えている。

 ニコニコ大会議が当初モデルにしていたのは米Appleの発表会だ。Appleはカンファレンスと呼ばれる場で新製品やサービスを発表することが多いことから、カンファレンスを日本語に訳して“会議”と名付けた。「やる以上はAppleより派手にやる」(川上会長)と対抗心を燃やして“無駄”に気合いを入れ、盛り上がりそうな企画をどんどん投入。「段々何をやっているのか分からなくなった。Appleを真似していたはずなのに……。たいてい(同社の企画は)最初の目的からズレるんですよ」と川上会長は首をひねる。

 ニコニコ大会議は歌い手といった特定のクラスタにフィーチャーしすぎとの批判を受けることもあった。ただし意図的にそうしたわけではなく、人前に出てくれるユーザーを集めていたら結果的に偏ってしまったのだという。そこで同社は踊り手が主役の「ニコニコダンスマスター」や、ニコニコ生放送ユーザーの祭典「ナマケット」のようにユーザーイベントを増やしたが「なかなか全部に光を当てるのは難しかった」(川上会長)。「大会議は1回やめて、すべてのことをやるイベントをやってみよう」(川上会長)——そうして企画されたのが、今回のニコニコ超会議だ。

●見どころは「何が起こるか分からないところ」

 ニコニコ動画の魅力は元来、普段接点のなさそうな人々が共に盛り上がれる点であり、川上会長はそれを「ごった煮」と表現する。だが最近はユーザーのクラスタ分けが以前より鮮明となり、それぞれに独特の文化が生まれ、交わりにくくなっている側面もあったという。それを“昔のごった煮”に戻そうというのがニコニコ超会議の狙い。プロ・アマ問わずニコニコ動画の人気者をそろえ「僕らが現段階でできる限りのごった煮」(川上会長)を実現する。会場は幕張メッセの広大な敷地を使っても足りないくらいで、スペースの調整に腐心している。見どころはずばり「何が起こるか分からないところ」(川上会長)。ユーザー同士の化学反応に期待している。

 準備は昨年の10月ごろから本格的にスタートした。夏野取締役はニコニコ超会議のアイデアを初めて聞いたとき「無理だと思った」と言い、「(準備が)筆舌に尽くしがたく大変! どうなるかねぇ。前代未聞だよねぇ」と苦笑いする。川上会長も同じ気持ちのようで「やったことないからね。いきなりでしょ。大変ですよね。いやーほんとね、勢いで企画しちゃったのを若干後悔しています」と苦労をにじませつつ、「色んな意味で見たことの無いイベントになるのは間違いない」と断言する。

 ニコニコ大会議は有料化の後、人気が上がるにつれ、黒字化できた回もあったが、今回のニコニコ超会議の収支は赤字になる見込みだ。川上会長は「収益のためにやってるわけじゃない。ユーザーが楽しめれば良い」と気にしてない様子を見せる。同社の“黒字維持担当”こと夏野取締役にとっては見過ごせないポイントかと思いきや、以前の発表会では「(ニコニコ超会議に関して)赤字を埋めるつもりはもともとない」とコメントしていた。「新しいことをやり続けるのがドワンゴの力なので取り組まなければ」——これが夏野取締役がニコニコ超会議にかける思いという。

 ではビジネス以外の面で何を基準にニコニコ超会議が成功したと判断するのか——。川上会長は「(ニコニコ超会議の)記憶がどれだけ鮮明なものとしてユーザーの心に残るか。それが1番やる意味」だと語る。かつてニコニコ大会議を開催したとき、ニコニコ動画のアクセスは多い時で普段より10%ほど増えた。今回も「(ニコニコ超会議の)色々な人間模様がニコニコ動画を盛り上げるんじゃないかと思う」と、川上会長は期待を寄せている。

●ドワンゴでの日々を振り返って「達成感? 全然ないよ」と夏野取締役

 ニコニコ動画がスタートして昨年12月で5年が経った。「5年間刺激があり続けるサービスというのは難しい。だがニコニコ動画はそれなりにネットで話題を提供し続けてきた。健闘していると思います。普通は新しいことをやろうとしても、それがズレてしまって、だんだんオワコンと呼ばれ、風当たりが強くなっていくのが歴史だと思うんです。でもニコニコ動画は最初からズレてるので(笑)」と、川上会長は総括する。

 最近では「ニコファーレ」や「ニコニコ本社」のようにWebサービスの枠にとらわれない取り組みにもチャレンジしている。「ドワンゴって財産は何もない会社なんです。例えばユーザー数にしたってニコニコ動画よりももっと大きいサイトはあるので決定的なものにはならないわけです。いろんな新しいことをやり続けていくことでしかドワンゴの価値はないと思う。新しいことをやることでユーザーがついてきてくれていたと思う」と川上会長は言葉に力を込める。

 2008年7月にドワンゴ入りした夏野取締役はニコニコ動画をずばり「変態なサービス」と表現する。投稿された動画の上にコメントが載っているのを初めて見たとき「なんじゃこりゃ、ふざけてんのか!」と思いつつも、「ふざけたことに真面目に取り組んでいるところが素晴らしい」とひかれた。「一応、東証1部上場企業なんですよ。そんな企業が一見バカなサービスに全力を出している。これは手伝わないとまずいでしょ」。これが夏野取締役が入社を決めた経緯だ。

 入社と同じタイミングで開催された発表イベントでは「舞い降りた救世主」と紹介された。当時のニコニコ動画の課題は明確で、ずばり一般化と収益化。「濃い人達が集まっているのも良いが、濃い人達は普通の人達に見せないと面白くない」(夏野取締役)と、ユーザー層を広げることに注力していた。一方でオープン以降赤字続きだったサイトを黒字化させるミッションも“救世主”に託された。

 夏野取締役はその後、ニコニコ動画の広告収入や有料会員の拡大を加速させ、ドワンゴの黒字化に貢献。2011年9月期の連結決算では、ニコニコ動画を含む同社の「ポータル事業」の売上高が初めて100億円を突破した。広告はずっと満稿状態という。それでも「達成感? 全然ない! 全然ないよ!」と首を大きく横に振り、「次から次へ新しいサービスを出していくために、もっと収益力を強くしないと。ただもうけたいんじゃない。その収益を使って、次のことをやっていきたい」と、熱く語る。

 ニコニコ超会議のタイミングで、ニコニコ動画の次期バージョン「(ZERO)」を発表する(サービス開始は5月1日)。ZEROは“原点回帰”の思いを込めて名付けた名前。「トップページを開けた瞬間からカオスで、リロードするたび目まぐるしく変わっていた、初期の頃のリアルタイム感を取り戻していく」と川上会長は意図を説明する。例えば現在のニコニコ動画のトップページは、アクセスを分散させるために5分ごとの更新となっているが、それでは活気が失われるとして、次期バージョンではほぼリアルタイムな更新に切り替える。目指すのは川上会長いわく「油断すると何が起こるか分からない」サイト。その実現のためサーバを増設するなどかなり地道な作業をしているそうだ。新しくなる動画プレイヤーにも注目したい。

●原点回帰、その先は

 原点回帰のその先——ニコニコ動画は今後どこへ向かうのか。夏野取締役は、ニコニコ動画を日本のカルチャーを代表する存在として「盤石にしていきたい」という目標を掲げる。一般化をさらに推し進め、10〜30代の若い層だけでなく、40代以上のユーザーを増やしていく計画だ。ニコニコ生放送で政治家の会見をライブ配信するなど硬派なコンテンツを増やしたことで、40代以上の認知度は上がり「一部の人だけのためのメディア」ではなくなってきているが、伸びしろはまだまだあると見ている。

 夏野取締役自身はニコニコ生放送で漫画「神の雫」原作者の亜樹直さんとワイン講座を開いたりしている。そこでは、ワイン通の夏野取締役が驚くほどワインに詳しい視聴者がコメントを残していく。「良い大人がやりあうというのは最高に面白い」と実感しており、「人生をエンジョイしている人はみんなニコニコ動画に来てほしいと思う」と目を輝かせる。

 まだ本格的に手をつけていない世界展開も目標に据える。「世界へいくために軍資金がいるが、今はニコニコ超会議やニコファーレにお金を使いすぎてるし、海外に出ていく余裕がないかな。100億円の軍資金があれば世界をとれると思う」(夏野取締役)

 一方、川上会長にもニコニコ動画の青写真を尋ねると、「うーん」と一瞬考えてからこう続けた。「長期的な戦略を持っているわけではなくて、結構場当たりなんですよね。反射神経でやっている。長期的に考えるとそりゃあYouTubeに近づくと思うんです。でもはっきりとした形では考えてなくて。世の中の大きな流れから外れたところを探すのが戦略。みんなと同じところに行かないのが戦略です。良い意味で期待を裏切り続けたい」。

 ニコニコ超会議は少なくとも来年はやらない予定だという。「やるって言った瞬間に(関係者の)みんなの心が折れますね。だからそんなことは言えない(笑)」(川上会長)

 ニコニコ超会議が来年開催されないにしても「毎年あっと驚くようなことをやる」という気持ちはあると、夏野取締役は明かす。「この会社の良さってそれしかないんですよ。馬鹿げたことをやり続けながらも、ニコニコ動画を死なない、しぶといサービスにしていく。投資家からは極めて評判悪いと思います(笑)が、それを続けるということです」(夏野取締役)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000010-it_nlab-sci
※この記事の著作権は配信元に帰属します。



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