スポンサーサイト

--/--/--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宇宙戦艦ヤマト、日本の危機に登場する運命 ヱヴァ庵野ら第1作リメイク

2012/04/23

【岡田敏一のエンタメよもやま話】

 恐らく知らない人はほとんどいないと思います。日本製アニメ屈指の傑作で、社会現象化した「宇宙戦艦ヤマト」(1974年10月〜75年3月、全26話)。そのリメイク版アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」が完成し、4月7日から順次、全国10カ所の映画館で限定イベント上映された後、来年以降、テレビ放映されるのです。



 ■宮川Jr.が編曲。波動砲、放射能除去装置…

 一応、物語を説明しておきますと、西暦2199年、謎の異星人国家、ガミラス帝国による遊星爆弾攻撃で地球は放射能に汚染され、人類はあと1年で滅亡を迎えるという危機的な状況に陥ります。

 そこに未知の惑星イスカンダルから、光速を超えられる宇宙船用の新型エンジン(波動エンジン)の設計図などとともに、地球の放射能汚染を除去する「コスモクリーナーD」を取りに来るようにとのメッセージが届きます。

 地下都市に追いやられた人類は「コスモクリーナーD」を受け取るべく、約250年前の太平洋戦争で沈んだ戦艦大和を最新型の「宇宙戦艦ヤマト」として蘇らせます。ヤマトは14万8000光年の彼方、大マゼラン星雲にあるイスカンダル星に向かいます。地球滅亡までに残された時間はわずか1年。ガミラス帝国の攻撃も日々、激しさを増します…。

 実はこの作品、放映当初はほとんど失敗作の扱いでした。当時主流だった1話完結形ではなく、毎週見ないと物語について行けない上、裏番組が「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」といった王道の子供向けアニメだったため視聴率が振るわず、予定放映回数の大幅カットを余儀なくされたのです。

 ところが、放映終了から数カ月後の75年夏、近畿地方を皮切りに全国で再放送が始まると爆発的な人気を獲得。各地でファンクラブが結成され、77年の映画化を機に社会現象化しました。テレビ版はシリーズの続編2作を含む計5作、映画はアニメ版が4作、2010年には木村拓哉さんの主演で実写版も製作されました。

 さらに、ヤマトのファンクラブの会員を中心に中高生のアニメファンが激増し、この新たな巨大市場に向け「アニメージュ」といったアニメ雑誌が続々誕生。彼らを主要視聴者層に絞って生まれたのが「機動戦士ガンダム」(79年〜80年)でした…。

 つまり、ヤマトを機に、テレビ漫画はアニメという若者文化に変わり、世界の市場を席巻することになるのです。ヤマトが登場していなかったら、日本製アニメは世界に認められることはなく「クールジャパン」という言葉も生まれていなかったでしょう。

 今回のリメイク版は、そんな日本製アニメの金字塔と言われるこのオリジナルに敬意を評する意味もあり、物語から登場人物、メカニックのデザインに至るまで、オリジナルとほぼ同じです。

 映像の方も、赤茶けた鉄くずだったヤマトが蘇って宇宙に発進する有名な場面など、すべてオリジナルを忠実に踏襲しながら最新のコンピューター・グラフィックス(CG)技術を駆使し、美しく力強いものに生まれ変わっています。

 その一方、高速を越える「ワープ」の場面はオリジナルと全く異なるものになり、必殺武器「波動砲」の発射場面はCGで制作、迫力あるものになっているそうです。

 また、物語に負けないほどカッコ良く、印象的な劇中音楽もほぼ同じ。オリジナルを手がけた作曲家、宮川泰(ひろし)さんの長男、彬良(あきら)さんが編曲したほか、新曲も作曲。オープニングの絵コンテは「新世紀ヱヴァンゲリヲン」で知られる有名アニメ監督、庵野(あんの)秀明さんが担当しました。

 それにしても、いまヤマトが復活するということに、真の名作だけがもつ魔力と時代の不思議な巡り合わせを強く感じます。

 オリジナルが制作されたころ、日本では73年の第1次オイルショックと、それが原因で起こった翌年の狂乱物価を背景に「ノストラダムスの大予言」や小説「日本沈没」といった終末思想を前面に打ち出したエンタメが巷を席巻しました。

 さて、今の日本はどうでしょう?。政治はガタガタで、08年秋のリーマン・ショックやギリシャの財政破綻(はたん)に加え、自国も深刻な財政危機に陥っています。昨年には東日本大震災と原発事故が起こり、週刊誌は「預金封鎖に備えろ」「首都圏直下型大地震が起きる」と毎週、大騒ぎです。ちょうどヤマトがイスカンダルに向かったころの社会状況と酷似しています。

 ヤマトという作品は、日本が危機に陥ったときに登場するという宿命を背負っているのかも知れません。多くの人々が、地球を救うために危険を承知で未知の冒険に出るヤマトに、閉塞(へいそく)状況を打破してくれるであろう、まだ見ぬ救世主の姿を重ね合わせているのではないでしょうか…。

 限定イベント上映は4月7日から2週間、第1章(1話と2話)を全国10カ所の映画館で行った後、5月25日から順次、DVDを発売。第2章(3話〜6話)の上映は6月30日から2週間。第1章の上映は、大阪市がなんばパークスシネマ、京都市がMOVIX京都、東京は新宿ピカデリーです。

(岡田敏一)

 【プロフィル】おかだ・としかず 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、大阪文化部SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120401-00000525-san-ent
※この記事の著作権は配信元に帰属します。



最新エンタメ情報はココ

話題の副業 輸入転売情報ならココ

カメラ情報ならココ

美容・健康・ダイエットならココ

ちょっとリッチな情報

とあるゲーマーの独り言

DJ poemの今日の出来事

コラムニストとポメラニアン

1人で寂しい夜にさようなら




ちょっとリッチな情報


とあるゲーマーの独り言


コラムニストとポメラニアン


1人で寂しい夜にさようなら



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。